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カテゴリ:日々のこと( 105 )

母親の声量も大きかった。

 版画工房の帰り、自分の作品を挟んだ大きめのダンボールを電車の先頭車両の壁際に立てかけてその前に立っていたところ、小学校低学年くらいの男の子が寄ってきて、窓の外を見ようと手摺りに捕まってジャンプし始めました。
 ダンボールに彼のひざがリズミカルに衝突していたので、少し心配になって「ごめんね、この中に大事なもの入ってるから気を付けてね」と声をかけたら、少年はすごい声量で「じゃあ大事なものが入ってなかったら、ダンボールでスプラッシュマウンテン作ってもいい?!」と聞いてきました。そんな無茶なとは思いましたが、いろいろと面倒だったので「うん」と答えました。そのあと、「段差があるところの上で乗ったらダンボール折れるよ」ということも教えてくれました。「そうだね」と答えました。
 私との会話に飽きた少年は座席にいる母親のもとに戻っていき、「電車の中で大きい声出したらだめ!」と注意されていました。「じゃあ大きい声、どこで出していいの?!」とすごい声量で聞かれた母親が、「公園!!!」と答えていました。
by msk_khr | 2015-08-10 01:45 | 日々のこと

夏の個展が終了しました。

 アートスペース88さんでの個展が終了致しました。お越し下さった皆様、気にかけて下さった皆様、何も知らなかった皆様、本当にありがとうございました。
 以下、展示の様子です。
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 一見しておわかりいただけるかと思いますが、今回、色鉛筆で描いた作品を初めて発表してみました。6年間ほぼモノクロで作品を作っていたため、自分に取ってはかなり大きな挑戦でしたが、鉛筆でやっている技法をそのまま応用しているので、意外に違和感なく制作することができました。ウェブサイトの方に新しく、色鉛筆の作品ページを作りましたので、よろしければご覧下さい。
 リトグラフ、鉛筆、色鉛筆、そして本の制作など、現在いろいろな技法で制作をしていますが、私はかなり飽きっぽい性格であるのと同時に、好奇心が強くどんどん新しいことにチャレンジしたくなるタイプです。今後写真や映像など、平面の仕事につながる他の表現に手を出す可能性は十分にあります。これまでずっと興味のなかった立体作品でさえ、一つくらい作ってみたいと思っているほどです。
 このままだと美術の枠を飛び越え、新しい表現活動としてフィギュアスケートを始めるかもしれません。それを経てラッパーになり、最後にはその謎の生涯をまとめた自伝を十冊書こうと思います。
by msk_khr | 2015-07-25 02:40 | 日々のこと

グループ展終了しました。

 前回の日記の書き出しが「あけましておめでとうございます」で始まっていたのでびっくりしました。すっかり放ったらかしにしていました。
 先月、自分にとって非常に重要な意味のある展覧会が終わりました。不忍画廊での「池田満寿夫と新☆世☆代 -田沼利規・見崎彰広展-」。3週間という長い会期のグループ展でした。詳しくは→(http://shinobazu.com/tag/ex150221
以下は会場風景です。
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 この展覧会に関しては、うまく一つの日記にまとめることができません。この3ヶ月間、いろいろなことがありすぎてまだ混乱しています。本来なら一番面白かったエピソードを一つ絞り、コンパクトにまとまった文章を書きたいところですが、まだそのためのエネルギーが体に戻っていないので、思ったことを箇条書きにして放りたいと思います。

・いい展覧会だった
・忙しかったけど、楽しかった
・こんなに素敵な企画に参加させてもらえた自分は幸せものだ
・画廊のスタッフさん方はみんないい人たちばかりだった
・でもみんな英語が出来るみたいでショックだった
・あるお客さんに英語で話しかけられた私は「I can't speak English.」と流暢に発言した
・やはり英語の勉強を少しでもしなければいけないと強く感じた
・しかし勉強の仕方がわからない
・受験生みたいな悩みだ
・とりあえずこの3ヶ月でBreaking Badという海外ドラマをすべて字幕で見た
・このドラマを、空いている時間にひたすら観ていたおかげで日記を更新する気力も失せていた
・昨日やっと見終わったので、今度こそマメな更新を心がけていきたい
・Breaking Badは真面目な化学教師が麻薬の製造に手を染め、破滅していくという話である
・ストーリー構成が非常に秀逸で面白いのでおすすめだ
・ところで運転免許を取得する決意をした
・展覧会の途中で展示替えをすることになり、新たにでかい額縁を自宅からふたつ持っていったときに挫けそうになったからだ
・自宅から電車で50号のパネルを運ぶ美大生みたいな気分だった
・搬入・搬出が車で出来ることの便利さを痛感した
・今回の作品の売り上げを使えばもしかしたら免許が取れるかもしれない
・しかしパソコンを買い替えるかどうかでも迷っている
・半年くらい前からこのiMacはCDを読み込んでくれない
・DVDは読み込むので映画は観られるが、新しく買ったCDをiTunesに入れられないストレスが蓄積している
・しかし耐えられないほどではないのでまだ我慢しようと思う
・とりあえず今考えるべきことは次の個展に出品する作品のアイデアをまとめることだ
・ありがたいことにグループ展でたくさん作品を買って頂けた
・しかし展覧会に出せる作品が大幅になくなってしまった
・次の展示では鉛筆のドローイングによる作品がほとんどを占める形になりそうだ
・新しい本もまた作ろうと思う
・日記も更新していきたい
・でも久しぶりにお笑いの動画とか観てのんきに過ごしたい

◉次回展覧会予告◉
「見崎彰広展」
2015年7月9日(木)〜14日(火)
アートスペース88(http://artspace88.jimdo.com/

お楽しみに!
by msk_khr | 2015-04-04 00:02 | 日々のこと

そのあと焼き海苔もなくなりました。

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 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 
 餅が好きです。
 お正月で私が楽しみにしていることのひとつ。唯一の、といっても差し支えないでしょう。おせち料理ではありません。お年玉でもありません。子供の頃はお年玉が第1位でしたが、いつからか貰えなくなってしまいました。いまいち納得できていないので、来年は親類にまだ高校三年生だと言い張ろうと思います。

 餅の話に戻ります。私は餅をたったひとつの方法でしか食べません。焼いた餅の全面に醤油をつけ、パリパリの焼き海苔を巻いて食べる。いわゆる「磯辺焼き」です。お汁粉やお雑煮に入っているような、煮た系の餅は全然好きじゃないし、砂糖とかきな粉がまぶしてあるような甘い系の餅もアウト。与えられれば食べますが、人生で餅を食べられる回数が決まっているとすれば、大して好きでもない食べ方に大事な餅カウントを奪われたくはないのです。

 そんな磯辺焼き一筋の私の前に、新しい餅の食べ方が躍り出ました。
 その名も「餅の茶漬け」です。
 先日読んだ本の中に載っていたので、作り方をそのまま引用しようと思います。

「餅を焼く。それを茶碗に入れ、茶漬けの素(のり茶でもさけ茶でも、なんでも好みでいい)をふりかけ、熱い湯をそそぐだけの料理である。」(池田満寿夫『男の手料理』中公文庫より)

 「男の手料理」というだけあって、ものすごく簡単です。細かな調味料は無し。白いご飯が焼き餅に置きかわっただけ。この本は、今まで当たり前に食べていたものの「組み合わせ」や「調理法」だけがひとひねりされ、ちょっと食べてみたくなるようなお手軽料理が70品以上も紹介されているのです。しかも文章が軽妙で面白い。料理の写真は一切載っていないのですが、頭の中で一瞬で料理がイメージできてしまいます。オススメの1冊です。

 さて、さっそく「餅の茶漬け」を作ってみようと餅を焼きました。断っておきますがお茶漬けも私の大好物です。やかんでお湯を沸かします。餅は白米代わりに茶碗に入れるので、おそらく数は2〜3個が適量かと思われます。しかし男の手料理はいきなりそこで終わりました。肝心のお茶漬けの素をきらしていたことに気付いたからです。

 予定どおり「磯辺焼き」を作りました。
 
by msk_khr | 2015-01-04 03:13 | 日々のこと

絵も描いていた。

 約4ヶ月ぶりの更新である。
 決して怠けていたわけではない。気持ちがしばらく別の方向に向いていただけだ。楽しいこともあった。特にTSUTAYAカードを作ったことは大事件だった。しかしそれを日記に書く気にはなれなかった。そんなことを書いてもしょうがないと思ったのだ。
 しかしそのTSUTAYAカードという平凡なアイテムから、今回はなんとか話を広げて書いてみようと思う。

 TSUTAYAカードを使えば全国のTSUTAYAでCDやDVDをレンタルすることができる。この2ヶ月でいろいろな映画を見た。名作と呼ばれる映画をすべて見ようという計画に着手し始めたのだ。映画の名作は鑑賞するのにそんなに時間がかからない。勢いで断言してみたが、文学作品と比べたらそう言えると思う。文学の鑑賞は極めて能動的なので、自分の場合、本当に読みたい作品以外はちっとも読み進めることができない。それに比べて映画鑑賞は2時間程度集中して観れば確実に終わる。途中でスナック菓子を食べても良い。

 自分の部屋にはテレビがないのでパソコンで観る。電灯を消し、ヘッドホンを付ける。画面をフルスクリーンにする。これが私の映画鑑賞スタイルだ。多分どこの家庭も同じだと思うが。本当は明るい部屋で画面から適度に離れて観るのが目にはいいらしいが、そんなことをする人間がこの世にいるのだろうか。たまに「これは絶対に感動しないだろうな」と思う映画を見るときは電気を付けてヘッドホンもしない。といって今、ひとつ例を挙げようと思ったが何ひとつ浮かばなかった。絶対に感動しないだろうなと思う映画だなんて失礼な話だ。よく考えたら「シャーク・テイル」も完璧な装備で真剣に観たんだった。

 俳優のジャック・ブラックにハマったのはTSUTAYAカードを作って1週間後くらいからだったと思う。彼を最初に観たのは『バーニー 〜みんなが愛した殺人者〜』という映画だ。わりと最近公開された作品で、映画館で観ようと思っていたがタイミングがなくて見逃していたのを、TSUTAYAの準新作コーナーで見つけて借りたのだ。一応コメディ作品なのだが、自分はけっこう内容に衝撃を受け、見終わったあと「バーニー」について検索してしまった。ただし映画「バーニー」のことではなく(それもあるが)、実在する「バーニー・ティーディ」という人物についてである。この映画は実際にアメリカのテキサス州で起きた殺人事件をモデルにしたものなのだ。バーニー・ティーディ役をコメディ俳優のジャック・ブラックが演じている。

 映画については観てもらった方がいいと思うので特に記さないが、それ以降ジャック・ブラックが好きになり、出演映画はほとんど観たし、彼がやっているバンド「テネイシャスD」の初来日ライブまで観に行ってしまった。ついに英語の勉強を本当にする気になった。ライブ映像などを見てもトークで何を言っているのかわからないからだ。文法うんぬんではなく圧倒的に単語力が足りないと感じた。とりあえずツイッターで定期的に英単語をプッシュしてくれるアカウントをフォローした。今のところ効果は全く感じていない。

 映画を毎晩のように観ているとさすがに時間がなくなる。今までどうりお笑いや音楽のライブもみている上に、もうひとつ趣味が加わってしまったのだ。英語の勉強なんていつすれば良いのだろう。日記もまた週一で書いていきたいと思っている。しかし曜日ごとに時間割を決めればきっと出来るはずだ。そういえば股関節を柔らかくするために股割りもしている。熱帯魚のベタも飼い始めた。無印良品が好きだ。かりんとうが食べたい。

 私はいったい何になろうとしているのか。やりたいことが多すぎる。時間はないが充分な睡眠もとりたいし。しかし上手に時間を使わなければ結局何も得ることはできないのだ。英語の勉強を始める人間の股関節が柔らかい必要が一体どこにあるというのだろう?まずないと思う。このふたつの両立はおかしい。バレエダンサー目指してないし。
 しかし体はなんとなく柔らかくなってきている。

 
by msk_khr | 2014-12-17 01:02 | 日々のこと

個展終了、悲しい事件

 ギャラリーアライさんでの個展が無事に終了いたしました。お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。西宮市大谷記念美術館ではボローニャ国際絵本原画展が9月28日まで開催しております。そちらも何卒よろしくお願い致します。

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 去年に引き続き、ボローニャ入選者を取り上げる「ギャラリーさんぽ」という企画のひとつとして僕を取り上げて下さいました。今年は西宮市大谷記念美術館とその周辺のギャラリー4つの企画展を回ると、オリジナル缶バッジがプレゼントされるようです。僕のも作って頂きました。絶対に缶バッジに向いてない絵柄ですが、一周回ってむしろいいかもね、ってなるような深みのあるデザインです。作家自身の分も別で用意してもらえるそうですが、自分の絵の缶バッジは確実に付けないと思います。

 個展期間中、悲しい事件がひとつありました。ギャラリーに向け僕は電車に乗っていました。大阪の中心部の梅田駅から、ギャラリーのある甲子園駅までは阪神線で15分程度です。展示2日目の日曜日に僕は足下にカバンを置き、車両のドア付近に立っていました。ちょうど今回の展示は高校野球のシーズンと重なっていて、その観戦に向かう人が多かったので車内は割と混みあっていました。とはいえ休日出勤らしきOL風の人も中には混じっています。ふと横を見ると、すぐ側に立っている女性のあごに何か付いていました。それは2センチくらいのやぶれたティッシュでした。あごの真ん中にくっついていました。それが車内空調の風によってかすかに揺れています。僕は目をそらしました。そして気持ちを落ち着けてから改めてその人のことを観察してみました。

 40〜50代くらいの女性。おそらくこれから仕事に行くか、そうでなくとも確実に人と会うであろうというきちんとしたバッグとジャケットを身に付けています。なんとなく高校教師を思わせる風貌です。しかしそのあごには真っ白いティッシュが。ファッションとは思えません。結構鋭い角度で付着しています。何を焦っていたのでしょう。メイクをしたあとにティッシュで思い切り顔を拭くことなんてないだろうに。自分の母親だとしたら泣きたくなります。

 これは教えてあげないとかわいそうだと思い、声をかけようと思いましたが、なんて言えばいいのかわからなくて若干ためらいました。「あごにティッシュ付いてますよ」などと直球で伝えるのは相手にひどい動揺を与えかねないです。しかも電車はしばらく停車しないわけだから、そのやり取りをしたあとに至近距離で数分間乗り続けるのは気まずすぎるし。もう自分の知ったこっちゃねーやと、気づかなかったふりをしておさらばするという考えも浮かびました。しかしその人が職場でするであろう、最初の挨拶の清潔な笑顔を想像すると背筋が凍りました。どうすれば良いのでしょう。僕は考えました。

 目的の甲子園駅に着いて列車のドアが開いた直後、僕はその女性とすれ違う瞬間に自分のあごを指しながら「何か付いてます」となるべくスマートに伝えました。女性は「えっ」と言って慌ててあごを指でこすりました。周りの乗客に気付かれる前に無事にティッシュは取れました。そしてティッシュは床に置いた私のカバンの上にゆっくりと落下しました。その瞬間をみんなが見ていました。
by msk_khr | 2014-09-05 15:55 | 日々のこと

ボローニャin板橋

 ボローニャの旅行記をこの前書きましたが、かなりの長い時間を費やしたにも関わらず、成田を出発するところまでしか書けなかったことで少々挫けそうになってしまったので、これからは時おり日記を挿みつつ、気長に旅行記も書いていこうと思います。

 さて、板橋区立美術館ではボローニャ国際絵本原画展がもう始まっています。
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【2013 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展】
場所:板橋区立美術館
期間:2013年6月29日(土)〜8月11日(日)
開館時間:9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(ただし7/15は開館し、7/16は休館)
観覧料:一般650円 高校・大学生450円 小・中学生200円
※土曜日は小・中・高校生は無料で観覧できます
※20名以上団体割引、65歳以上高齢者割引、障がい者割引あり

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 僕も初日に行って参りました。板橋区立美術館のブログに載っていた展示風景の写真をすでに見ていたので、ドキドキ感は少し減っていましたが・・・。(オープン前に区内の小学生のために鑑賞教室が開かれたようで、自分の作品の前に子どもたちがたくさん座っている写真が!めちゃくちゃうれしかったです。)

 展示に関して心配していたことがふたつ。ひとつは額装のこと。僕は応募するときに絵の周りの余白をすべてカットし、イメージ(ここでいうイメージとは、「絵」という意味です)のみの状態で送っていたので、額に入れてマットを付けるとなると、イメージの4隅の数ミリがマットの裏に隠れてしまうことになります。特に僕の今回の絵は、イメージの端っこ5ミリくらいのところに絵にとっての重要な要素を描いていたりするので、それが隠れてしまうと絵の印象が全く変わってしまうのではないかと思ったのです。

 ボローニャフェアの現地での展示では、マットではなく普通の上質紙のような紙をマット代わりにあて、ガラスかアクリル板かで絵を挿んでいました。画面の端は1ミリくらいずつ切れていたようです。しかしそれほど気になりませんでした。(↓ボローニャブックフェアにて)
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 そして今回の板橋区立美術館では、決まった形の3枚の額に入れられ、それに5枚の絵を分配されていたので、かなり不思議なバランスの額装でした。展示場所のスペースやコストのことを考えると、これがベストな形なんだと納得はしています。ただ、やっぱり画面の端は切れていました。次は展示される(かもしれない)ことも考えて、絵にきれいな余白を設けるか、イメージの端が切れても印象が損なわれないような絵を作ろうと思っています。

 もうひとつ心配だったのがインタビュー映像です。ボローニャ現地で撮影されたものが美術館ロビーのテレビに映し出されていました。いくつかの質問に答えたものが編集され、僕も2、3分、ビデオの中で喋っていました。

 は、恥ずかしい!!

 改めて見ると、喋っていることの内容が意味不明でした。「どうして、学校をテーマにしようと思ったんでしょうか」、という考えたこともないような素朴なことを突然聞かれたので、全くうまく答えられていません。「自分にとっては身近な舞台で・・・」ってどういうことだよ。お前教師じゃないだろ。「夢の中のような・・・一度夢で見たことのあるような舞台を考えてみたところ・・・」ってなんだよ、ウソつくなよ。思ったことないよ。そもそも学校の夢なんかそんなに見ないだろ。恥ずかしいよ。おしまいだよ。ビデオの中の自分に巨大なハリセン攻撃を食らわせてやりたい。おまけに自分の声が好かん。滑舌が悪く深みのない声。具合が悪くなりました。全作家さんのインタビューの中で僕のが一番ポンコツでした。
 
 初日のレセプションでこれらのビデオ映像が収録されたDVDを頂いたのですが、ラッキーなことに僕の作品が審査されるときの映像も入っていました。
 「これは面白いわ」「とてもよく描けています」「残しましょう」「大好きです」「ノー・ディスカッション(入選だね)」「幾何学的でいいわ」「大人気だね」「美しい」「アルフォンソ・ルアーノを思い起こさせます、同じ空気が感じられる」「フォーマットもすてき」・・・

 は、恥ずかしい!!

 これで自分のケッサクインタビューが帳消しになるとでも信じているかの如く、僕はここのチャプターだけを20000回くらい再生しています。
by msk_khr | 2013-07-11 03:04 | 日々のこと

A級アトラクションにはひとつも乗らなかった。

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 鉛筆で描いた新作「ゲーム」。A3のポスターにして、ボローニャ展の会場の掲示板に張ろうと思っています。

 イラスト付きの名刺と「深夜の校舎」の入選作品5点を収録した冊子も作って持っていきます。本当は他の場面も合わせて本にしようと思っていたのですが、間に合いませんでした。他の場面は数点、原画を持っていこうと思います。ちなみに出発まであと5日ですが、まだ1枚も描いていません。

 こんなにも忙しい日々の中、僕は昨日中学時代の友人たちと4人で東京ディ●ニーシーに行ってきました。アトラクションの待ち時間には「しりとり」というゲームをしたりして、とても楽しかったです。
by msk_khr | 2013-03-17 23:58 | 日々のこと

逆によかった

 来たる3月23日は大好きなバンド「スカート」の出演するライブが19時30分から渋谷であります。
 同じく23日、大好きなお笑い芸人「マヂカルラブリー」の出演するライブが21時30分から渋谷であります。
 スカートのライブが1時間半くらいで終わるなら、続けてお笑いライブを見に行くことができ、僕の元気は間違いなく100倍になるでしょう。
 しかしおそらく音楽のライブは2時間以上になると思われるので、そうなるとお笑いのライブには間に合いません。つまり、どちらかのライブを諦めざるを得ないというわけです。

 お笑いのライブは囲碁将棋とマヂカルラブリーのみが出演するものなので、確実に面白いはずです。「第1回無限大漫才コンテスト ~最強の漫才師が今夜決まる!~」というライブ名にも関わらず出演者が2組、というボケの時点でもうワクワクします。
 音楽のライブはスカートのニューアルバム「ひみつ」発売記念ライブなので、いい曲がいっぱい聞けるはずです。僕は基本的にCDで満足する人なのですが、スカートのライブに行くと普段あまり聞かない曲の良さに改めて気づかされてドキドキします。

 どっちに行くか、相当悩んでいます。どちらも捨てがたいライブです。一方は笑いに、もう一方は泣きに。どっちを諦めても後悔しそうです。
 悩む時間はまだあるので、3月23日に僕がちょうどイタリアに行っているということを踏まえた上で、じっくり考えていこうと思います。
by msk_khr | 2013-02-25 23:42 | 日々のこと

機種変をして思う

 携帯電話をついにスマートフォンに変えました。
 今まで使っていた携帯が壊れたとか、電池がすぐになくなって不便だとか、そういった正当な理由もなく機種変更をしたのはこれが初めてです。携帯の気持ちを考えると胸が痛みます。彼からすれば、今までさんざん尽くしてきたのに突然捨てられたようなものです。

 しかし僕は、今まで使った携帯電話をすべてとっておいてあります。そもそも捨て方がよくわからないというのもあるけど、それらには大切なメールや画像が保存してあるから、どうしても捨てる気になれないのです。
 かといって昔の携帯を充電して、そこに入っているデータを見直したことは一度もありません。卒業文集と同じで、若い頃に自分が残したものを見るとすごく恥ずかしい気持ちになるからです。

 パソコンに保存してあるメールや写真も一度も整理したことがありません。きっとこれからこの新しい携帯に保存していくデータも、容量がいっぱいになるまで貯められたのち、再び携帯を機種変更されて、タイムカプセルのように長い間、小さなチップに閉じ込められてしまうことでしょう。
 テレビゲームみたいに、久しぶりに起動させたらいつのまにかデータが消えていた、ということもあるかもしれません。他のハードディスクやインターネット上のスペースにデータを移し替えていくことはできるかもしれないけれど、それで情報が手に触れられるものに変わるわけではなく、いつまでたってもデータは実体のないデータのままです。

 大切にしていたそれらのデータが、架空の倉庫に半永久的に保存されることの中には、なんとなく寂しさというか、一種の悲しみがあるような気がします。人間が情報を電気的に保存するようになる以前には、この世界に存在していなかった新しい悲しみの形です。 
 僕自身もこんな感じで今日もまた、未来の自分が見たら目を背けたくなるような恥ずかしい文章をウェブ上に残しています。これこそが本当に悲しいことです。
by msk_khr | 2013-02-10 20:30 | 日々のこと