ボローニャin板橋
ボローニャの旅行記をこの前書きましたが、かなりの長い時間を費やしたにも関わらず、成田を出発するところまでしか書けなかったことで少々挫けそうになってしまったので、これからは時おり日記を挿みつつ、気長に旅行記も書いていこうと思います。
さて、板橋区立美術館ではボローニャ国際絵本原画展がもう始まっています。

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【2013 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展】
場所:板橋区立美術館
期間:2013年6月29日(土)〜8月11日(日)
開館時間:9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(ただし7/15は開館し、7/16は休館)
観覧料:一般650円 高校・大学生450円 小・中学生200円
※土曜日は小・中・高校生は無料で観覧できます
※20名以上団体割引、65歳以上高齢者割引、障がい者割引あり
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僕も初日に行って参りました。板橋区立美術館のブログに載っていた展示風景の写真をすでに見ていたので、ドキドキ感は少し減っていましたが・・・。(オープン前に区内の小学生のために鑑賞教室が開かれたようで、自分の作品の前に子どもたちがたくさん座っている写真が!めちゃくちゃうれしかったです。)
展示に関して心配していたことがふたつ。ひとつは額装のこと。僕は応募するときに絵の周りの余白をすべてカットし、イメージ(ここでいうイメージとは、「絵」という意味です)のみの状態で送っていたので、額に入れてマットを付けるとなると、イメージの4隅の数ミリがマットの裏に隠れてしまうことになります。特に僕の今回の絵は、イメージの端っこ5ミリくらいのところに絵にとっての重要な要素を描いていたりするので、それが隠れてしまうと絵の印象が全く変わってしまうのではないかと思ったのです。
ボローニャフェアの現地での展示では、マットではなく普通の上質紙のような紙をマット代わりにあて、ガラスかアクリル板かで絵を挿んでいました。画面の端は1ミリくらいずつ切れていたようです。しかしそれほど気になりませんでした。(↓ボローニャブックフェアにて)
そして今回の板橋区立美術館では、決まった形の3枚の額に入れられ、それに5枚の絵を分配されていたので、かなり不思議なバランスの額装でした。展示場所のスペースやコストのことを考えると、これがベストな形なんだと納得はしています。ただ、やっぱり画面の端は切れていました。次は展示される(かもしれない)ことも考えて、絵にきれいな余白を設けるか、イメージの端が切れても印象が損なわれないような絵を作ろうと思っています。
もうひとつ心配だったのがインタビュー映像です。ボローニャ現地で撮影されたものが美術館ロビーのテレビに映し出されていました。いくつかの質問に答えたものが編集され、僕も2、3分、ビデオの中で喋っていました。
は、恥ずかしい!!
改めて見ると、喋っていることの内容が意味不明でした。「どうして、学校をテーマにしようと思ったんでしょうか」、という考えたこともないような素朴なことを突然聞かれたので、全くうまく答えられていません。「自分にとっては身近な舞台で・・・」ってどういうことだよ。お前教師じゃないだろ。「夢の中のような・・・一度夢で見たことのあるような舞台を考えてみたところ・・・」ってなんだよ、ウソつくなよ。思ったことないよ。そもそも学校の夢なんかそんなに見ないだろ。恥ずかしいよ。おしまいだよ。ビデオの中の自分に巨大なハリセン攻撃を食らわせてやりたい。おまけに自分の声が好かん。滑舌が悪く深みのない声。具合が悪くなりました。全作家さんのインタビューの中で僕のが一番ポンコツでした。
初日のレセプションでこれらのビデオ映像が収録されたDVDを頂いたのですが、ラッキーなことに僕の作品が審査されるときの映像も入っていました。
「これは面白いわ」「とてもよく描けています」「残しましょう」「大好きです」「ノー・ディスカッション(入選だね)」「幾何学的でいいわ」「大人気だね」「美しい」「アルフォンソ・ルアーノを思い起こさせます、同じ空気が感じられる」「フォーマットもすてき」・・・
は、恥ずかしい!!
これで自分のケッサクインタビューが帳消しになるとでも信じているかの如く、僕はここのチャプターだけを20000回くらい再生しています。
さて、板橋区立美術館ではボローニャ国際絵本原画展がもう始まっています。

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【2013 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展】
場所:板橋区立美術館
期間:2013年6月29日(土)〜8月11日(日)
開館時間:9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(ただし7/15は開館し、7/16は休館)
観覧料:一般650円 高校・大学生450円 小・中学生200円
※土曜日は小・中・高校生は無料で観覧できます
※20名以上団体割引、65歳以上高齢者割引、障がい者割引あり
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僕も初日に行って参りました。板橋区立美術館のブログに載っていた展示風景の写真をすでに見ていたので、ドキドキ感は少し減っていましたが・・・。(オープン前に区内の小学生のために鑑賞教室が開かれたようで、自分の作品の前に子どもたちがたくさん座っている写真が!めちゃくちゃうれしかったです。)
展示に関して心配していたことがふたつ。ひとつは額装のこと。僕は応募するときに絵の周りの余白をすべてカットし、イメージ(ここでいうイメージとは、「絵」という意味です)のみの状態で送っていたので、額に入れてマットを付けるとなると、イメージの4隅の数ミリがマットの裏に隠れてしまうことになります。特に僕の今回の絵は、イメージの端っこ5ミリくらいのところに絵にとっての重要な要素を描いていたりするので、それが隠れてしまうと絵の印象が全く変わってしまうのではないかと思ったのです。
ボローニャフェアの現地での展示では、マットではなく普通の上質紙のような紙をマット代わりにあて、ガラスかアクリル板かで絵を挿んでいました。画面の端は1ミリくらいずつ切れていたようです。しかしそれほど気になりませんでした。(↓ボローニャブックフェアにて)

そして今回の板橋区立美術館では、決まった形の3枚の額に入れられ、それに5枚の絵を分配されていたので、かなり不思議なバランスの額装でした。展示場所のスペースやコストのことを考えると、これがベストな形なんだと納得はしています。ただ、やっぱり画面の端は切れていました。次は展示される(かもしれない)ことも考えて、絵にきれいな余白を設けるか、イメージの端が切れても印象が損なわれないような絵を作ろうと思っています。
もうひとつ心配だったのがインタビュー映像です。ボローニャ現地で撮影されたものが美術館ロビーのテレビに映し出されていました。いくつかの質問に答えたものが編集され、僕も2、3分、ビデオの中で喋っていました。
は、恥ずかしい!!
改めて見ると、喋っていることの内容が意味不明でした。「どうして、学校をテーマにしようと思ったんでしょうか」、という考えたこともないような素朴なことを突然聞かれたので、全くうまく答えられていません。「自分にとっては身近な舞台で・・・」ってどういうことだよ。お前教師じゃないだろ。「夢の中のような・・・一度夢で見たことのあるような舞台を考えてみたところ・・・」ってなんだよ、ウソつくなよ。思ったことないよ。そもそも学校の夢なんかそんなに見ないだろ。恥ずかしいよ。おしまいだよ。ビデオの中の自分に巨大なハリセン攻撃を食らわせてやりたい。おまけに自分の声が好かん。滑舌が悪く深みのない声。具合が悪くなりました。全作家さんのインタビューの中で僕のが一番ポンコツでした。
初日のレセプションでこれらのビデオ映像が収録されたDVDを頂いたのですが、ラッキーなことに僕の作品が審査されるときの映像も入っていました。
「これは面白いわ」「とてもよく描けています」「残しましょう」「大好きです」「ノー・ディスカッション(入選だね)」「幾何学的でいいわ」「大人気だね」「美しい」「アルフォンソ・ルアーノを思い起こさせます、同じ空気が感じられる」「フォーマットもすてき」・・・
は、恥ずかしい!!
これで自分のケッサクインタビューが帳消しになるとでも信じているかの如く、僕はここのチャプターだけを20000回くらい再生しています。
by msk_khr
| 2013-07-11 03:04
| 日々のこと