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ボローニャ2013(準備編③)

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 前回の続きです。当ブログのアクセス解析を見ると、近頃「ボローニャ」関連のキーワードでここへ訪れてくれる方が増えているようでうれしいです。自分が去年、ボローニャのことをインターネットで猛烈に検索していたとき、最近のリアルな体験記があまりに少なかったので、自分が書くことで少しでも誰かの助けになれたらと思って書いています。あくまで個人的な体験記ですので、「こういう人もいるんだな」程度に軽く読んでいただけるとありがたいです。
 さて、そろそろボローニャの旅行記に移りたいのですが、伝えるべき大事な事柄がまだ残っているので、準備編の最後に「その他」の持ち物について書きたいと思います。ボローニャ展対策というよりも旅行対策としての持ち物です。

 スマートフォン。片時も手放しませんでした。便利すぎて、もはやパスポートよりも役に立ったかもしれません。とにかく地図です。絶対に必要だと思います。いろいろな地図のアプリがありますが、方向音痴のぼくにとって目的地の場所と現在地、そして「自分が今向いている方向」を示してくれるそれらの機能に500回は助けられました。もちろん盗難にも気をつけて、ケースを付け、腕に巻ける(そしてすぐに取り外せる)ストラップを付け、ほとんど曲がり角で確認する以外はアプリを起動させたままポケットの中で握りしめていました。
 海外でスマホを使う際に気になるのがパケット料金ですが、ぼくが使ったauのiPhone5は海外ダブル定額というのが特別な契約なしで用意されており、スマホ上の簡単な設定を行うだけでauが提携しているイタリアの事業対象社に繋いでくれました。たぶん「TIM」「WIN」「3IT」という3社のどれかです(どこに繋いでいるかは画面に表示されます)。スマホの機種やキャリアによって対象社が変わってくるかもしれないので、念のため繋いでよい会社を携帯会社のサイトから確認しておいた方が良いと思います。少し古い機種だと現地で通信会社を手動で選択、設定しなければならないこともあるようですから注意して下さい。

 海外ダブル定額は1日にどんなにパケット通信をしても最大1,980円、または2,980円です(「1日」の話なのでこれでも高いですが)。僕が1週間、ガンガンに道ばたでマップを見た結果、海外分で請求された金額は約15,000円。思ったよりも少なかったです。もし提携外の通信会社に接続していたら48万円請求されていましたが、ちゃんと割り引かれていました。日本で使用していても月のパケット料金が割り引かれていなかったら70〜90万になっているので、むしろ少ない方です。タブレットでも、スマートフォンでもどちらでも良いので、それらの便利ツールは絶対に持っていくべきだと僕は強く思います。
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 イタリア語と英語の本。僕はとりあえずイタリア語のCD付きの初心者用の本を買いました。はっきり言うとほとんど役に立ちませんでしたが、こんにちは、ありがとう、すみません、お願いします、などの最初の10ページくらいまでに載っている単語だけ理解しておくことと、1〜20、30、50、100くらいの数字を聞き取れるようにすること、あとは同じことを英語でも言えるようにすることだけで良いと思います。イタリア語は一度もイタリア人と会話をしたことがない人がいきなり街で使えるほど簡単ではありませんでした。ただ、「見たことある」「聞いたことある」ような言葉が多いと、看板やなんかを見たときになんとかその意味を知ることができます。
 でも、イタリア語と英語、どっちを多く勉強した方が良いかと聞かれたら、結局は英語かなあと思います。ボローニャの街ではほとんど英語は使いませんでしたが、見本市会場ではほとんどイタリア語を聞きませんでした。せめて自分の作品を説明するための重要なキーワードや、プロフィールに関わる単語くらいは覚えておいた方が賢明だと思います。

 ガイドブック、イタリアの「地球の歩き方」。ボローニャのページは少ないですが、イタリアの文化や全体的な旅の情報、地図などが幅広く載っているので、大変役に立ちました。特に列車の切符を買うとき。このときはiPhone5よりも数段役に立ちました。ちょっと分厚くて重いですが、僕はこいつと、簡単な言葉が日本語=伊語=英語で並んで載っている小さな本を常にカバンの中に入れて歩いていました。
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 服装について。見本市でいろいろな人と会うし、入選者はちょっとしたインタビューの撮影もあるし、でも旅行だから多少動きやすく・・・とか考えると、意外と服装が悩むところです。男の自分はシャツ×2(グレーと白黒ギンガムチェック)、ズボン×2(濃紺デニムとベージュのチノパン)、靴×2(黒スニーカーと黒革靴)、黒カーディガン×1、紺チェックジャケット×1、雨用フード付きのグレーのパーカー×1、その他下着類、という感じで行きました(詳しく書きすぎ?)。気候は東京の春と変わらないと聞いていましたが、本当のところは分からなかったので、すぐに脱いだり着たりできるものを。見本市では革靴、観光はスニーカー、などと考えてのコンボです。靴に関しては結局革製のスニーカー1足でいいなと思いましたが、それ以外は完璧にちょうど良かったです。
 見本市初日に日本の関係者が集まる食事会がありますが、特にきちんとした服装である必要はありませんでした。美術館に行くようなレベルの服装がちょうどいいと思います。

 パスポートケースはスキミング防止の財布型ケースに入れて、ショルダーバッグの中、チェーンでも繋いでおきました。小銭入れも別にしてカバンと接続。財布にはユーロ札をいくらか。
 ユーロの両替は三菱東京UFJ銀行の自動両替機でできました。10ユーロ冊数枚と5ユーロ冊数枚がパックになっているので3パック入手。財布と腹巻きタイプのケースに分けて保存。イタリアはスリが多いことで有名ですから、大事なものは自分の体側に集めて、貴重品が入っている部分を常に意識し続けながら行動しましょう。

 他にも洗面道具やデジタルカメラなど、持ち物をすべて挙げればきりがないのでここでは割愛しますが、次回からの「旅行編」の中で何かまたアイテムの紹介があるかもしれません。
 ボローニャの旅から2ヶ月も経ってしまっているので余すところなく、とまではいきませんが、なるべくこれから行く人がイメージしやすいように、頑張って思い出していこうと思います。
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by msk_khr | 2013-05-31 00:44 | ボローニャレポート