余裕がありません
イタリア旅行が決まってから心の余裕がなくなって、日記どころではなくなってしまっている。
とりあえず旅行するにあたって調べなきゃいけないことや、用意しなければならないものを洗い出した。
まずボローニャのホテルを調べなければならない。板橋区立美術館の方からホテルを一刻も早く取るようにといわれたのだ。ボローニャ・ブックフェアに集まる人々で市内のホテルはすぐに埋まってしまうらしい。ホテルの予約サイトで調べるとボローニャ中心部の90パーセントの部屋がすでに売り切れになっていた。僕はどうしても駅前のホテルを予約したかったので、それがなくなる前に予約を入れようとした。しかし自分の持っているクレジットカードでは予約ができなかった。JCBカードは使えなかったのだ。ホテルの予約をする前に海外で使用可能なクレジットカードを作らなければならない。周囲の人間にはイタリアに行くと豪語しながら未だに航空券もホテルもクレジットカードも用意できていないこの現状。しかもまだパスポートも取得していない。
6年前、一度中国に行った際にパスポートを作っていたが、その期限はもう切れていた。20歳を越えないと10年分の旅券は作れないからだ。あの時作ったパスポートは5年の期限だった。パスポートを取るには1〜2週間くらい時間がかかるようだが、問題は必要書類の中に写真があるということだ。ちゃんとした写真館で撮ろうとは特に思っていないが、その前に髪を切りたい。この先10年使う写真だから今の伸び放題の状態では好ましくないだろう。できれば切ってから1週間ほど日にちを置いた方がヘア・スタイルは安定するが、そんな余裕はないかもしれない。
旅立つための準備も大事だが、僕は向こうでただ遊ぶわけじゃない。半分は観光だけれど、もう半分は仕事に繋げるための活動である。言葉が全く通じないと虚しいので、旅行者のための英語の本とイタリア語の本(一番易しそうなやつ)を買って来た。ブックフェアにはいろいろな国の出版社が集まるそうだ。他にもボローニャに集まる作家との交流も大事だろう。いろいろな国の人と話すためには英語、イタリアで迷子にならないためにはイタリア語の勉強が必要だ。あと2ヶ月しか時間がないのでできるだけ自習をし、現地で初の実践トレーニングである。「CDを聞くだけでイタリア語が覚えられる」というCDを毎日聞いているが、ちょっと難しくなるとちっとも聞き取れない。特に「お世話になりました」がめちゃくちゃ長い。「Grazie per tutto quello che avete fatto per me.」である。これを覚えるか、誰にもお世話にならないように努力するかどうかで迷っている。
語学だけやっていれば良いのでもない。出版社の方とお話しさせていただく機会がもしあったとしても、見せる作品がなければ一番意味がない。せめて入選作の5つの場面以外の作品を新しく描き、「これを絵本にまとめるとこんな感じになりますよ」ということがわかるような本を作っておきたい。絵本として成り立たせるためには最低でも15場面くらいは要るだろう。つまり約1ヶ月ちょいで10枚ほど絵を描き、「未来研究」の時のように印刷所に頼んで「Schoolhouse in the Late Night」を本にする。右脳フル回転だ。それとブックフェアの掲示板に貼るためのポスターと、自分の絵の入った英語の名刺。新しい営業アイテムだ。これらをしっかりと用意することができたなら、多少英語が拙くてもなんとかなるかもしれない。
恐ろしく方向音痴なので、迷子にならないようにスマートフォンかタブレットを買って人工衛星の力を借りたい。イタリアの町を充分に取材するための新しいカメラも買った。今から2ヶ月間、いろいろとやることがたくさんあって心の余裕はないけれど、その先に獲得する何かはきっと大きいもののはずだ。頑張りすぎて体を壊したりしないように注意したい。大好きなお笑いや音楽のライブの予定もしっかり入れて、心の余裕スペースを上手に確保していこう。
しかしそのスペースを少しでも押し拡げるためにはもうひとつ絶対に必要なものがある。それを今月の給料日に確認しなければならない。
とりあえず旅行するにあたって調べなきゃいけないことや、用意しなければならないものを洗い出した。
まずボローニャのホテルを調べなければならない。板橋区立美術館の方からホテルを一刻も早く取るようにといわれたのだ。ボローニャ・ブックフェアに集まる人々で市内のホテルはすぐに埋まってしまうらしい。ホテルの予約サイトで調べるとボローニャ中心部の90パーセントの部屋がすでに売り切れになっていた。僕はどうしても駅前のホテルを予約したかったので、それがなくなる前に予約を入れようとした。しかし自分の持っているクレジットカードでは予約ができなかった。JCBカードは使えなかったのだ。ホテルの予約をする前に海外で使用可能なクレジットカードを作らなければならない。周囲の人間にはイタリアに行くと豪語しながら未だに航空券もホテルもクレジットカードも用意できていないこの現状。しかもまだパスポートも取得していない。
6年前、一度中国に行った際にパスポートを作っていたが、その期限はもう切れていた。20歳を越えないと10年分の旅券は作れないからだ。あの時作ったパスポートは5年の期限だった。パスポートを取るには1〜2週間くらい時間がかかるようだが、問題は必要書類の中に写真があるということだ。ちゃんとした写真館で撮ろうとは特に思っていないが、その前に髪を切りたい。この先10年使う写真だから今の伸び放題の状態では好ましくないだろう。できれば切ってから1週間ほど日にちを置いた方がヘア・スタイルは安定するが、そんな余裕はないかもしれない。
旅立つための準備も大事だが、僕は向こうでただ遊ぶわけじゃない。半分は観光だけれど、もう半分は仕事に繋げるための活動である。言葉が全く通じないと虚しいので、旅行者のための英語の本とイタリア語の本(一番易しそうなやつ)を買って来た。ブックフェアにはいろいろな国の出版社が集まるそうだ。他にもボローニャに集まる作家との交流も大事だろう。いろいろな国の人と話すためには英語、イタリアで迷子にならないためにはイタリア語の勉強が必要だ。あと2ヶ月しか時間がないのでできるだけ自習をし、現地で初の実践トレーニングである。「CDを聞くだけでイタリア語が覚えられる」というCDを毎日聞いているが、ちょっと難しくなるとちっとも聞き取れない。特に「お世話になりました」がめちゃくちゃ長い。「Grazie per tutto quello che avete fatto per me.」である。これを覚えるか、誰にもお世話にならないように努力するかどうかで迷っている。
語学だけやっていれば良いのでもない。出版社の方とお話しさせていただく機会がもしあったとしても、見せる作品がなければ一番意味がない。せめて入選作の5つの場面以外の作品を新しく描き、「これを絵本にまとめるとこんな感じになりますよ」ということがわかるような本を作っておきたい。絵本として成り立たせるためには最低でも15場面くらいは要るだろう。つまり約1ヶ月ちょいで10枚ほど絵を描き、「未来研究」の時のように印刷所に頼んで「Schoolhouse in the Late Night」を本にする。右脳フル回転だ。それとブックフェアの掲示板に貼るためのポスターと、自分の絵の入った英語の名刺。新しい営業アイテムだ。これらをしっかりと用意することができたなら、多少英語が拙くてもなんとかなるかもしれない。
恐ろしく方向音痴なので、迷子にならないようにスマートフォンかタブレットを買って人工衛星の力を借りたい。イタリアの町を充分に取材するための新しいカメラも買った。今から2ヶ月間、いろいろとやることがたくさんあって心の余裕はないけれど、その先に獲得する何かはきっと大きいもののはずだ。頑張りすぎて体を壊したりしないように注意したい。大好きなお笑いや音楽のライブの予定もしっかり入れて、心の余裕スペースを上手に確保していこう。
しかしそのスペースを少しでも押し拡げるためにはもうひとつ絶対に必要なものがある。それを今月の給料日に確認しなければならない。
by msk_khr
| 2013-02-02 22:20
| 日々のこと