たぶん無理だよ
先週はものすごい勢いで絵を描きました。ボローニャ国際絵本原画展というコンペに応募するための絵を完成させなければならなかったからです。そのせいで結構楽しみにしていたキングオブコント2012をすべて見逃しました。完成した作品はこちら。載せているのは原画(鉛筆画)をコピーしたものです。
ボローニャ国際絵本原画展は身分・国籍・年齢問わず、基本的に誰でも応募することができます。新人イラストレーターの登竜門的な存在のようですが、ふつうの絵の公募と大きく違う点は、5枚1組の一貫性のある作品を、その場面ごとに短いテキストをつけて提出するところです。
前々回のボローニャで同じ版画工房に通う方が2人入選されたのに触発されて、今回のボローニャに出そうと考えたのは今年の始めくらいのことです。僕はまず最初にテキストを練りました。
*
1、校庭: 午前0時の校庭には誰もいない。
2、プール: 飛び込み台の上で、水泳選手のまねをした。
3、教室: 黒板には、あした習うはずの公式が書いてある。
4、理科室:
5、屋上: 雲を見たとき、夢だと気付いた。
*
これは「ボローニャ」という名前のファイルに保存していたテキストのアイディアです。場面が進むに連れて状況が少しずつ現実から離れていって、最後に夢に気付いて終わる・・・といったストーリーの予定でしたが、理科室がどうにも決まらず、それが最終的に図書室に変わり、テキストもサブタイトル的に単語のみを添える形になりました。
このテキスト自体はボツになりましたが、これが「トレモロ」を作るきっかけとなります。ボローニャに入選する、しないに関わらず、作りたいものは自由に作ってしまえばいいわけで、テキストによる作品づくりにも着手することにしました。
絵だろうが文章だろうが、作品をたくさん作るほど自分の作りたい世界が明らかになってきているような気がするので、これからはより多作な作家を目指し、先週のように2日で1枚のペースで作品を描いていきたいと思います。予備校生が石膏デッサンを12時間で完成させるわけですから、それがプロの作家にできないことはないと思うのです。
ボローニャ国際絵本原画展は身分・国籍・年齢問わず、基本的に誰でも応募することができます。新人イラストレーターの登竜門的な存在のようですが、ふつうの絵の公募と大きく違う点は、5枚1組の一貫性のある作品を、その場面ごとに短いテキストをつけて提出するところです。
前々回のボローニャで同じ版画工房に通う方が2人入選されたのに触発されて、今回のボローニャに出そうと考えたのは今年の始めくらいのことです。僕はまず最初にテキストを練りました。
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1、校庭: 午前0時の校庭には誰もいない。
2、プール: 飛び込み台の上で、水泳選手のまねをした。
3、教室: 黒板には、あした習うはずの公式が書いてある。
4、理科室:
5、屋上: 雲を見たとき、夢だと気付いた。
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これは「ボローニャ」という名前のファイルに保存していたテキストのアイディアです。場面が進むに連れて状況が少しずつ現実から離れていって、最後に夢に気付いて終わる・・・といったストーリーの予定でしたが、理科室がどうにも決まらず、それが最終的に図書室に変わり、テキストもサブタイトル的に単語のみを添える形になりました。
このテキスト自体はボツになりましたが、これが「トレモロ」を作るきっかけとなります。ボローニャに入選する、しないに関わらず、作りたいものは自由に作ってしまえばいいわけで、テキストによる作品づくりにも着手することにしました。
絵だろうが文章だろうが、作品をたくさん作るほど自分の作りたい世界が明らかになってきているような気がするので、これからはより多作な作家を目指し、先週のように2日で1枚のペースで作品を描いていきたいと思います。予備校生が石膏デッサンを12時間で完成させるわけですから、それがプロの作家にできないことはないと思うのです。
by msk_khr
| 2012-09-23 23:46
| 日々のこと