トレモロについてのはなし④
「音楽の終わり方」について。
自分の体験と創作とを絡めて作った文章です。「銀河拾い」が暗めだったので、こちらは明るい感じにしようと思いました。
前回紹介した「麦ふみクーツェ」は、ぼくが高校時代に吹奏楽部でクラリネットを吹いていた頃に読んだ本です。
「ねこ」というあだ名の「ぼく」が主人公なのですが、物語はすべてその「ぼく」の口から語られます。自分が10代の頃に好きで読んでいた小説には、そんなふうに主人公が物語を語る文体のものが多くて、その影響が今回の「トレモロ」に思い切りあらわれています。
「音楽の終わり方」は「銀河拾い」と違ってセリフもなく、ひたすらひとり語りの文章なので、毎週書いているこのブログみたいな感じで書きやすかったのですが、「音楽のー」の「ぼく」は中学一年生くらいをイメージしているので、それを考えると創作ということになります。
「2011年11月20日のドローイング」について。
原画はここに載せていますが、それを再編集した作品です。
宇宙的な雰囲気と音楽的な雰囲気、どっちも感じられるようなものができたので、どこに挿んでもいいかな、と思っていたのですが、最終的にこの位置に落ち着きました。
「トレモロ」全体の構成として、暗めに始まり、山なりに明るくなって、最後に向かってだんだんまた暗くなる、という、「夜ー昼ー夜」のようなイメージがありました。このドローイングがいちばん山のてっぺんに位置する作品なので、最も開放的な感じのページになっています。
〜次回へつづく〜
自分の体験と創作とを絡めて作った文章です。「銀河拾い」が暗めだったので、こちらは明るい感じにしようと思いました。
前回紹介した「麦ふみクーツェ」は、ぼくが高校時代に吹奏楽部でクラリネットを吹いていた頃に読んだ本です。
「ねこ」というあだ名の「ぼく」が主人公なのですが、物語はすべてその「ぼく」の口から語られます。自分が10代の頃に好きで読んでいた小説には、そんなふうに主人公が物語を語る文体のものが多くて、その影響が今回の「トレモロ」に思い切りあらわれています。
「音楽の終わり方」は「銀河拾い」と違ってセリフもなく、ひたすらひとり語りの文章なので、毎週書いているこのブログみたいな感じで書きやすかったのですが、「音楽のー」の「ぼく」は中学一年生くらいをイメージしているので、それを考えると創作ということになります。
「2011年11月20日のドローイング」について。
原画はここに載せていますが、それを再編集した作品です。
宇宙的な雰囲気と音楽的な雰囲気、どっちも感じられるようなものができたので、どこに挿んでもいいかな、と思っていたのですが、最終的にこの位置に落ち着きました。
「トレモロ」全体の構成として、暗めに始まり、山なりに明るくなって、最後に向かってだんだんまた暗くなる、という、「夜ー昼ー夜」のようなイメージがありました。このドローイングがいちばん山のてっぺんに位置する作品なので、最も開放的な感じのページになっています。
〜次回へつづく〜
by msk_khr
| 2012-08-06 03:34
| 本について