トレモロについてのはなし②
「銀河拾い」について。
もともとはかなり短い文章でした。句読点ごとに改行して、右のページから始まり左のページで終わる、見開きの2ページにシンプルに収まるくらいのイメージで作っていました。
しかし一旦できあがって、ページの構成に移ろうという段階で、自分が持っているいろんな本を参考にしてみたところ、最初の1ページは必ずといっていいほど左のページから読み始めるようにできていることに気付きました。
それを真似することにして、「左ページから始まり、次の右ページの最後の行あたりで終わって、次の左ページに挿絵が入る」という構成にすることにしたのですが、最初の「銀河拾い」のままだと、ごく短い文章がページをまたがる感じになって気持ち悪かったので、文章を推敲しながら少しずつ文章を増やして最終的にあの長さになりました。
少しだけ内容に触れてしまうことなのですが、小学生の頃、兄が持っていた(おそらく親が買ってきた)「ドラえもんと学ぼう!作文の書き方」みたいな、多分小学館あたりから出版された本を読んだとき、作文の書き出しについてのコツにひとつに「セリフから文章を始める」という手法が書いてあって、
「お〜い。」
と、前を歩いているお姉ちゃんがぼくを呼んだ。
ぼくたちは夏休みに、家族みんなで山登りに行ったのだ。
・・・といった感じの山登りに関する例文が載っていました。
その、会話文からの書き出しがそのときすごく斬新に思えて、学校で作文を書くときには結構多用していたように思います。そのことを今になって思い出しました。「銀河拾い」の書き出しに、まだその影響が残っているということです。
ドラえもんの本の内容はそのポイントだけしか覚えてなくて、そのほかのことはきれいさっぱり忘れました。
〜次回へつづく〜
もともとはかなり短い文章でした。句読点ごとに改行して、右のページから始まり左のページで終わる、見開きの2ページにシンプルに収まるくらいのイメージで作っていました。
しかし一旦できあがって、ページの構成に移ろうという段階で、自分が持っているいろんな本を参考にしてみたところ、最初の1ページは必ずといっていいほど左のページから読み始めるようにできていることに気付きました。
それを真似することにして、「左ページから始まり、次の右ページの最後の行あたりで終わって、次の左ページに挿絵が入る」という構成にすることにしたのですが、最初の「銀河拾い」のままだと、ごく短い文章がページをまたがる感じになって気持ち悪かったので、文章を推敲しながら少しずつ文章を増やして最終的にあの長さになりました。
少しだけ内容に触れてしまうことなのですが、小学生の頃、兄が持っていた(おそらく親が買ってきた)「ドラえもんと学ぼう!作文の書き方」みたいな、多分小学館あたりから出版された本を読んだとき、作文の書き出しについてのコツにひとつに「セリフから文章を始める」という手法が書いてあって、
「お〜い。」
と、前を歩いているお姉ちゃんがぼくを呼んだ。
ぼくたちは夏休みに、家族みんなで山登りに行ったのだ。
・・・といった感じの山登りに関する例文が載っていました。
その、会話文からの書き出しがそのときすごく斬新に思えて、学校で作文を書くときには結構多用していたように思います。そのことを今になって思い出しました。「銀河拾い」の書き出しに、まだその影響が残っているということです。
ドラえもんの本の内容はそのポイントだけしか覚えてなくて、そのほかのことはきれいさっぱり忘れました。
〜次回へつづく〜
by msk_khr
| 2012-07-21 23:30
| 本について