ついにデビューかと思われたが
朝起きたら、iPodが壊れていた。
僕はしばしば外出するときにiPodを持って行く。だけども昨日の夜に充電し、接続を外そうと思ったら充電がされていなかった。スカートの「花をもって」が一時停止された状態で画面が固まったままだった。ボタンを押そうが、充電用コネクタを抜き差ししようが、一旦トイレで放尿しようがビクともしない。あまりにも突然な「彼」の死。しかしそれに対する動揺とともに、「これでついにiPhoneデビューか」という「彼」の命の重みを吹き飛ばす心の中の風が吹く。「もっと便利なアイツら」を買うための口実ができた。僕は服も着替えぬまま、アップル社の公式ウェブサイトを開いていた。
早くから出かける用事があったので、あまり調べる時間はなかった。真っ先に考えたのは、「iPodを買い替えるよりも、携帯電話をiPhoneにした方がいい」ということ。近ごろ「初めて行く場所」に訪れる機会が増え、街の地図を外で調べられたらどんなに楽だろうと常々思っていたのだ。しかもiPhoneならiTunesが使える。いつかは買うことになるガジェットだとは思っていた。
ただし気がかりなこともいくつかあった。auの普通のケータイからauのiPhoneに機種変更の際、電話番号やメールアドレスは変更しなければならないのか?という初歩的なこと。機種変のたびにこのことがいつもわからなくなる。それからお値段。法外な金額を請求された場合はあきらめざるを得ない。
もうひとつ出かける前に調べたのがiPad。地図は画面が大きい方が絶対に見やすいし、作品の画像を入れておけば簡易的なポートフォリオに早変わりだ。先日行った「たむらしげる展」のギャラリートークで、たむらしげるさんがiPadを使って説明されているのを見て感激したのも記憶に新しい。クリエイターとして、これもいつかは買う日が来るだろうと思う。それが今か、1年後かという違いに過ぎない。
しかしここにも懸念事項が。画面が大きすぎて外で使うのが恥ずかしいこと、iPadが入るサイズのカバンと入らないカバンとがあること。そしてこれがけっこう重要なことだけれど、いま本当に必要だとは思っていないこと。
とりあえず実際に触ってみようと思い、有楽町の家電量販店でアップル社製品を15分だけ見てきた。
まずはiPhone。買おうと思った。iPadも近くに置いてあったが、見た瞬間にそいつを自分が持ち歩くイメージが浮かばなかったので却下。
時間がないのもあったけど、iPhoneの契約を踏みとどまらせたのはそれの色。黒にするか?白にするか?即決することができないまま、神奈川県のお笑いライブへ。野田クリスタルもiPhoneだった。帰りにまた有楽町に寄る時間があったら「黒」で契約していたと思う。それぐらい自分にいま必要なものだと感じた。とりあえず今夜はiPhoneについてきちんと調べて明日買おうと、帰宅・・・。帰ったらiPodの充電をキメた。
「彼」はなぜか生き返っていたのだ。
僕はしばしば外出するときにiPodを持って行く。だけども昨日の夜に充電し、接続を外そうと思ったら充電がされていなかった。スカートの「花をもって」が一時停止された状態で画面が固まったままだった。ボタンを押そうが、充電用コネクタを抜き差ししようが、一旦トイレで放尿しようがビクともしない。あまりにも突然な「彼」の死。しかしそれに対する動揺とともに、「これでついにiPhoneデビューか」という「彼」の命の重みを吹き飛ばす心の中の風が吹く。「もっと便利なアイツら」を買うための口実ができた。僕は服も着替えぬまま、アップル社の公式ウェブサイトを開いていた。
早くから出かける用事があったので、あまり調べる時間はなかった。真っ先に考えたのは、「iPodを買い替えるよりも、携帯電話をiPhoneにした方がいい」ということ。近ごろ「初めて行く場所」に訪れる機会が増え、街の地図を外で調べられたらどんなに楽だろうと常々思っていたのだ。しかもiPhoneならiTunesが使える。いつかは買うことになるガジェットだとは思っていた。
ただし気がかりなこともいくつかあった。auの普通のケータイからauのiPhoneに機種変更の際、電話番号やメールアドレスは変更しなければならないのか?という初歩的なこと。機種変のたびにこのことがいつもわからなくなる。それからお値段。法外な金額を請求された場合はあきらめざるを得ない。
もうひとつ出かける前に調べたのがiPad。地図は画面が大きい方が絶対に見やすいし、作品の画像を入れておけば簡易的なポートフォリオに早変わりだ。先日行った「たむらしげる展」のギャラリートークで、たむらしげるさんがiPadを使って説明されているのを見て感激したのも記憶に新しい。クリエイターとして、これもいつかは買う日が来るだろうと思う。それが今か、1年後かという違いに過ぎない。
しかしここにも懸念事項が。画面が大きすぎて外で使うのが恥ずかしいこと、iPadが入るサイズのカバンと入らないカバンとがあること。そしてこれがけっこう重要なことだけれど、いま本当に必要だとは思っていないこと。
とりあえず実際に触ってみようと思い、有楽町の家電量販店でアップル社製品を15分だけ見てきた。
まずはiPhone。買おうと思った。iPadも近くに置いてあったが、見た瞬間にそいつを自分が持ち歩くイメージが浮かばなかったので却下。
時間がないのもあったけど、iPhoneの契約を踏みとどまらせたのはそれの色。黒にするか?白にするか?即決することができないまま、神奈川県のお笑いライブへ。野田クリスタルもiPhoneだった。帰りにまた有楽町に寄る時間があったら「黒」で契約していたと思う。それぐらい自分にいま必要なものだと感じた。とりあえず今夜はiPhoneについてきちんと調べて明日買おうと、帰宅・・・。帰ったらiPodの充電をキメた。
「彼」はなぜか生き返っていたのだ。
by msk_khr
| 2012-07-08 23:57
| 日々のこと