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実家の部屋

 実家に戻って来て、自分の部屋の狭さを改めて痛感しています。

 僕の部屋は2階の6畳の和室なのですが、部屋には父親が若い頃に使っていた古い机が、僕の机のとなりに並列して置かれています。古い机には学習机のような棚がついていて便利な作りになっているのですが、そこには父親の集めている謎の土産物と、一度も使ったところを見たことがない文房具の山がホコリを自由に積もらせています。活用できる空間は棚の前の幅30cmほど。先日までそこには、壊れてラジオしか聞くことのできないMDコンポが置かれていました。CDとMDと、カセットテープとラジオ放送が聞けるという、姉から譲り受けた大昔の最新機器でした。さすがにもうこれは捨てよう、という話になりましたが、物を大切にする性格の母親がラジオを聞くために寝室に持っていきました。捨ててほしかったです。

 部屋にはもともと壁に棚が埋め込まれていますが、そこも父親の本でいっぱいになっています。幅2m、高さ1.5mくらいの結構なスペースです。上の段には大量の古いアルバムが、下2段右側の一番取り出しやすい位置にはドイツ関係の書籍が50冊くらい入っています。「ドイツ軍の小失敗の研究」、「ドイツ ジャガイモとビールと世紀末」、「ヨーロッパの不死鳥ドイツ」・・・。まったく理解ができません。人がこんなにドイツを好きになることってあるのでしょうか。新婚旅行の計画をすべて父親が立てて、夫婦でベルリンの壁を見に行っただけのことはあると思いました。

 他にも父親の私物が部屋に置かれ、押し入れもすべて父親に使われ、僕の6畳の部屋は実質4.5畳くらいしか自由に使えていません。「部屋が狭い」、「制作がしづらい」。2年前とまったく同じ動機で、引っ越したいです。
by msk_khr | 2012-03-10 23:57 | 日々のこと