個展に向けて①

　１１月末からの個展に向けて、準備をしています。
　正直、こんなに忙しくなるとは思いませんでした。毎日描いているドローイングも、近頃はどれだけ短時間で描けるかのタイムトライアルになっている傾向にあります。

　出品する作品はおとといすべて刷り上がったため、あと１ヶ月は額屋さんにパネル張りを頼んだり、DMを作ったりといった展覧会のための仕事だけになるので、やっと一段落というところです。しかし、展覧会という企画自体を一つの作品と考えると、まるで絵のエスキースを練ることと同じように、ものすごく脳みそを使わなくてはならないことに気づき始めました。今まで発表してきた展示はすべてグループ展だったので、展示に関するいろいろなことは他の人に任せて来たわけです。けれども個展となると、すべての最終決定権は自分の心に委ねられます。僕は何をしていても個展のことを考えてしまい、大好きなテレビゲームをする時間が１分もなくなってしまいました。部屋の掃除をする時間も全然なく、最近家の中で小グモを目にする機会が極端に増えてきています。そして僕はそれを無視し続けています。

　個展をさせていただく番町画廊さんのサイトのトップページに、僕の個展の情報がいつのまにかアップされていました。作品画像は今回の展示の表題作的な作品です。このmemoのページでも改めて展覧会の告知をさせて頂きます。よろしくお願い致します。