いつでも見られるように
中学時代からの友達と久しぶりに遊んだ。仲の良いグループの中で一人、結婚して子どもが生まれたやつがいたので、そのお祝いも兼ねて集まったのだ。
彼は携帯電話の待ち受け画面を息子の写真にしていた。どちらかといえば自分の好きなものを人目に付かないところに隠したがるタイプなので、珍しく思った僕は「それ『自分の子どもを待ち受けにする父親』じゃん」とからかってみた。すると彼は微笑んで、「子どもが生まれたらね、絶対みんなこうするよ」と少し深いようなことを言った。
人生の先を越された僕はなんだか悔しかったので、「もし自分に子どもが生まれたら、あえて自分の兄の写真を待ち受けにする」というつまらない約束を交わした。
彼は携帯電話の待ち受け画面を息子の写真にしていた。どちらかといえば自分の好きなものを人目に付かないところに隠したがるタイプなので、珍しく思った僕は「それ『自分の子どもを待ち受けにする父親』じゃん」とからかってみた。すると彼は微笑んで、「子どもが生まれたらね、絶対みんなこうするよ」と少し深いようなことを言った。
人生の先を越された僕はなんだか悔しかったので、「もし自分に子どもが生まれたら、あえて自分の兄の写真を待ち受けにする」というつまらない約束を交わした。
by msk_khr
| 2011-04-15 00:16
| 日々のこと